「子どもには選挙権がないからね」

「だが、それはどうでもいい──やつは今やっていることをやめるつもりはないっていっていた。永久にだ。それが自分の望みなんだそうだ。自分は子どもを愛しているっていってた」

「きみにはそれが理解できない?」

「あんたにはわかるのかい?」

「うん……といっても、わたしが理解できるのはそういう衝動じゃなくて、その理屈づけのほうだがね。医者という職業に就いていると、人間の体の仕組みについてはよくわかってくるが、精神の探究というのは本来、政治的なものだからね」

おれはその意味がわからず、眉を吊り上げた──パブロは”駐車禁止”の標識も政治的なものだと考えている。

「そうなんだよ、兄弟。われわれは体の病気をヒルで治療するなんてことはもうやってないが、精神の障害に対しては、いまだに真空状態の中で治療しているみたいなもんだ。これはあまり論理的な説明じゃないが、世間はそれでほっとするところがあるんだ。もし、われわれが精神的な病気も生化学的なものだといったら、世間は正しい薬物療法がすべての疑問に対する答えになると信じてしまうじゃないか」

「メタドンみたいにか?」

「そうだ、わかってるじゃないか。いうまでもなくヘロイン中毒というのはいろいろなものの産物だ……だが、ヘロインがこの国にはじめて紹介されたのは政府によってなんだよ。第一次世界大戦後、帰還兵の多くがモルヒネづけになっていたが、ヘロインというのはそんな連中にもよく効く驚異の薬だったんだ」

「それがギャングどもの抗争をひき起こして地獄になっていったわけだ」

「きみもヘロインの猛威をおぼえているだろ。われわれの社会に蔓延して、若者を生ける屍にしてしまった。それも、ギャングどもが一種の政治意識を働かせはじめたからなんだ」

「政治意識ね」と、おれはいった。

(……)

「人種差別っていうのは麻薬みたいなもんだよ、バーク──本来、必要なものをわからなくしている──みんな、馬鹿だってわかっていながら、とりあえずそれにすがるんだ」

おれは交通整理のおまわりみたいに手をあげて制した。

「ちょっと待った、兄弟。あんたの話はどんどん先に進むんで、ついていけないよ。そんな話と子どもの強姦とどういう関係があるんだ?」

「同じことだよ。政治というのは、大衆の面前に示される現実をコントロールしてるんだ。いいかい、フロイトによれば、子どもと大人のセックスは幻想でしかない──子どもの頭の中にある何かなんだ──両親に対して抱く性的な感情と同じように想像の産物なんだ。そういう感情が実際に存在してるってことは知ってのとおりだ──たとえば、オイディプス・コンプレックスみたいにね。ただ、子どもがみんな、そういう感情を抱いているってことで、近親相姦の事例までが幻想として否定されるわけじゃない。そういうことがあるのだと確認するまでは長い時間がかかったがね。政治的に見れば、近親相姦なんて幻想だと思われてるほうが都合がいいわけだから。医者も被害者になった子どもに治療を施したが、その”治療”はいんちきだった──子どもたちに嘘を信じ込ませ、自分はおかしいのではないかと思わせてしまった」

「それが子どもたちを……」

「狂わせてしまう。そうなんだ、結果的にそうなってしまった。狂気を演じていた子どもたちは、もともと狂っていたという事実の証拠として、それをあげられてしまうんだ。わかるかね?」

「だが、なぜだ? 自分の子どもをファックしたやつを擁護しようなんて連中がいるのか?」

パブロは溜息をついた。おれの政治的無知には、いつもうんざりさせられるのだ。「こんなふうに考えてみるんだね。一人の奴隷が南部から逃れて、なんとかニューヨークにたどりついたとする。そして、われわれが彼に精神療法を施したとする──これまでの奴隷としての体験はすべて悪夢でしかなかった、と思い込ませるのだ──その政治的な意味あいがわからないかね? われわれは奴隷主と対決しなくてすむというわけだよ。つまり、彼らとの交易や商売を続けることができるし、経済的な利益を維持することができるってわけだ。そうだろ?」

「だが、奴隷には……」おれはそういいながら、パブロが間違ってるといえるような理屈はないかと考えてみた。「夢じゃすまないような傷が体に残ってるだろうし……」

「近親相姦の犠牲者には傷が残ってないと思うのかい?」パブロはいった。

おれは煙草に火をつけ、フラッドのことを、彼女が強姦された相手に押された烙印を消そうとして、自分でつけた傷のことを思い出した──ギャングに入れられた入れ墨の上にガソリンを注いでマッチで火をつけ、この世でたった一人しかいない友だちにしがみついて、その火が二人を自由にしてくれるまでじっと耐えていたときのことを。「そんなふうに子どもをだまして何の得があるっていうんだ?」と、おれはきいた。

「子どもには選挙権がないからね」と、パブロは答えた。

(……)

パブロは頭をだんだんもたげていって、天井を見上げた。「われわれに実際にわかっていることを話そうか──そんなに時間もかからないだろうから。子どもたち──よその子どもや自分の子ども──とセックスしている大人をわれわれも知っている。そして、それが力と関係しているらしいってこともわかっている──大人が子どもに対して持っている力とね。」

 

アンドリュー・ヴァクス『赤毛のストレーガ』(佐々田雅子 訳、早川書房)p.404-408

 

[関連]

「ここには隠しカメラの設備はないわ。それに、ここの子どもたちはほとんどヴィデオ恐怖症なの」

壁には長い窓がついていて、中の三人の様子を見ることができた。マックスの膝の上にのったスコッティにイマキュラータが話しかけている。
「マジックミラーになっているのかな?」リリイにきいてみた。
「ええ」とリリイはいった。「大学院生にいつも観察させてるの」
「面接はヴィデオに撮っているのかい?」
「ここには隠しカメラの設備はないわ。それに、ここの子どもたちはほとんどヴィデオ恐怖症なの。わかるでしょ?」
「ああ」と、おれはいった。ポルノ映画のスターとして使われた子どもたちは、カメラを見るとおかしくなってしまう恐れがあるのだろう。


(……)


おれたちは窓のほうに向きなおった。スコッティが腰に手をあて、イマキュラータに向かって何か叫んでいる。そのうち、つかつかと進み出ると、イマキュラータの肩を小さな拳で叩きはじめた。マックスはじっとしたままだ。
「心配ないわ」リリイがいった。「たぶん、どんなことだったのか再現してみせてるんでしょう」
おれはリリイによくわからないという顔をしてみせた。「子どもが自分の体験を再現するっていうのは……子どもによっては、話すよりやってみせたほうが楽だと思うからね。あるいは、もうそれを話してしまったからやってみせているのか……つまり、秘密を話してしまったってことだけど……うちの子どもたちの中にも、本当のことが表に出ると感情を爆発させる子がいるのよ……それだけ怒りを秘めていたってわけね」
「だからって、なぜイマキュラータを叩くんだ?」
「そういうふうに仕向けているからよ。わたしたちはまずそうさせるの。その後で自己防衛を学ぶクラスに進むのよ。とにかく、すべてを吐き出させてしまわないと──まず秘密、次に怒りをね」
「秘密っていうのは、その子どもの身に起こったこと──おとなが子どもにしたことかい?」
「いいえ。それは”いやなこと”とか”こわいこと”っていっているわね。秘密っていうのは、ひどい目にあわせたおとなたちが、これは絶対に他人にいうなって口止めしていることをいうの。ふつう、そういう大人たちは、もし誰かにしゃべったら、恐ろしいことになるぞって子どもに思わせてるから」
「その子ども自身に恐ろしいことが起こるっていうのか?」
「ふつうはそうじゃないわね。両親とか、飼っている子犬とか……その子が好きなテレビの登場人物って場合もあるわ」
「子どもってのはそんなことを本気にするのかい?」と、おれはきいた。おれがスコッティくらいのときには何も信じていなかったと思うが。
「もちろんよ。自分をひどい目にあわせた相手っていうのは、圧倒的な力を持ってるんですもの。何だってできるのよ。それに罪の意識がよけい秘密にしておこうって気持ちを強めるのね」
「自分は何かをされたってだけなのに、なんで罪の意識を感じるんだ?」
「それは、されたこと全部がいやじゃないからよ……それまでなかった新しい感情を呼びさまされるのね。子どもたちによっては、この人はほんとうに自分を愛してるからこんなことをするんだって信じてしまう場合もあるわ。それに、親からはこういわれるかもしれないし。秘密がばれたら、わたしたちは刑務所行きだって…そうなれば、その責任は自分にあるわけだし。わかる?」

アンドリュー・ヴァクス『赤毛のストレーガ』(佐々田雅子 訳、早川書房) p.381、384-385

 

[関連]

「性的に虐待された子どもっていうのは、自分を傷つけた人間に怒りを燃やしていることが多いの。ときには、自分たちを守ってくれなかった人間に対してもね。」

テーブルの上には人形が四つ載っていた。うち二つには、ふつうの子どもの人形よりは大きくあとの二つはずっと小さかった。着せてある服と髪型から、二つは男で二つは女ということがわかった。

イマキュラータは人形をテーブルの一方に寄せて、子どもに何かいった。そして静かに我慢強く相手を見守った。子どもは小さな人形を一つ手に取ると、のろのろと気が進まない様子で服を脱がせはじめた。が、途中で手を止めた。それから大きい方の男の人形を引き寄せると、その人形に、さっきの小さな女の人形の頭をなでるようなしぐさをさせた。そのまま見ていると、女の子の人形は男の人形の手を避けるように身をひいたが、それほど遠くには逃げなかった。そのうち、男の人形は女の子の人形が服を脱ぐのを手伝いはじめた。男の人形は自分のズボンも脱ぎはじめた。その下は無地の白いボクサー・ショーツだった。子どもはショーツも脱がせ、二個の睾丸とペニスをむきだしにさせた。そして、女の子の人形を男の人形のほうに押し倒した。

(……)

子どもは泣いていた。イマキュラータは動こうとしなかった──が、子どもは何か話かけていた。窓の外では何をいっているのか聞こえない。イマキュラータは子どものほうに手を差し出した。子どもはその手を取った。イマキュラータは、子どもを自分のほうへ優しく引き寄せた。そして、膝の上に乗せると、子どもの背中に腕をまわした。その間もずっと話かけていたが、やがて子どもはわかったというようにこっくりうなずいた。

イマキュラータは手を伸ばしてさっきの男の人形を引き寄せると、子どもの目の前に置いた。子どもは人形をつかむと、泣き叫びながら人形を激しく揺すぶりはじめた。顔が怒りでゆがんでいる。子どもは人形を引き裂いた。突然、人形の腕がもげ、その腕だけが子どもの手の中に残った。子どもは自分がつかんでいる腕をじっと見ていたが、それをイマキュラータに突き返した。彼女はうんうんというようにうなずいた。子どもはもう一方の腕も引きちぎった。それから腕のなくなった人形に向かって話しはじめた。何かお説教でもするみたいに、しきりに指を振りたてている。その後また、わっと泣き出した。

(……)

「今、おれが見たのは何なんだい?」おれは尋ねた。

「わたしたちは”確認”っていってるけど」

「確認?」

「あの子は淋病なんだけど──伝染性の性病ね。どこでかかったのかを調べるのがわたしの仕事なの」

(……)

「で、結局、どういうことなんだい──あの人形の腕は?」

「見てのとおりよ。怒りね。性的に虐待された子どもっていうのは、自分を傷つけた人間に怒りを燃やしていることが多いの。ときには、自分たちを守ってくれなかった人間に対してもね。治療の一環として、子どもたちに”ノー”っていってもいいんだ──怒ってもいいんだって教えてやることがあるの。人形の手や脚はヴェルクロでくっつければいいんだから。子どもたちはばらばらにしてしまうかもしれないけど──ほとぼりがさめれば、だいたい、後でくっつけるものよ」

アンドリュー・ヴァクス『赤毛のストレーガ』(佐々田雅子 訳、早川書房) p.64-67

[関連]

鳥籠に捕らわれている子どもたち

「虐待された子どもたちと会って話をするとき……その子たちがどんな目にあったかをきくんだけど……前に人形を使ってやってたのを、あなたも見たでしょう?」

おれは黙ってうなずき、話の続きに耳を傾けた。

「そう、子どもたちがほんとうのことをきちんと話せる年齢になっている場合には、その話をみんなテープにとっておかなくちゃならないの。メモは駄目なの……メモをとっていると、子どもたちの気が散るから……何を書いてるんだろうって知りたがるのよ。それにわたしたちも、裁判になったらテープを出さないとならないし、それはわかるでしょう?」

「ああ」おれはいった。

「とにかく、こういう子どもたちを相手に、わたしたちがやろうとしているのは、”自己回復”ってことなのよ。つまり、性的に虐待された子どもたちって、自分の人生にまったく自信がないのね……いつも怯えているの──どうしても安心できないのね。そういう子どもたちにとってのゴールは、自分を虐待した相手と対決できるようになるってこと。それができるようになれば、安心感も得られるし。わかるでしょ?」

「うん、わかる」

「つまり、自分がコントロールしているって感じを持たないといけないのよ。自分がその場でいちばん上にいるって思えるようにならなきゃいけないの──たとえセラピストと治療しているときでも」

(……)

それからニ、三分ほどたってイマキュラータが戻ってきた。両腕にいっぱい紙を抱えている。「これを見て」といいながら、マックスの隣に腰を下ろした。

それは子どもたちが描いた絵だった。でくのぼうみたいな形、毒々しいクレヨンの色──おれにはさっぱり意味がわからなかった。

「これがどうしたのかい?」おれはきいてみた。

「もう一度見てよ、バーク。もっとよく見て」

おれは煙草に火をつけ、もう一度見なおした。「この絵の子どもに腕がないのはなぜなんだい?」と、おれは尋ねた。

「それなのよ。今度は気がついてくれたわね。そう、子どもたちには腕がないの。それから、ほら、大きな人間の隣にいる子どもたちはすごく小さいでしょ? これを見て……」

それは小さな女の子が自分の顔に向かって突き出した巨大なペニスを見ている絵だった。その子には腕がなかった──口は直線で描かれている。

「この子は逃げ場がないんだな」おれはいった。

「そうなの。この子には力がないの。この子は小さくて、相手の大人はものすごく大きい。ペニスが子どもの世界を占領しちゃっているの。でも、この子にはペニスを振り払う腕もないし、逃げる脚もないの。鳥籠に捕らわれてるのよ」

「どうやって外に出してやるんだ?」その答えをききたかった。

イマキュラータは大きく溜息をついた。「どうしても抜け出せない子もいるの。だから、そうなる前に自分がまわりをコントロールしているっていう感覚を取り戻してやらないと。もし、手をうつのが遅れると、子どもたちは麻薬でそういう感覚を得ようとしたり、自殺しようとしたりするの。あるいは、流されてしまうか」

「流されてしまう?」

「感情にね。ただ無力になるというのとはちがうわね。子どもたちにも性的な感情っていうのがあるのよ。あまり早くからそういう感情に目ざめると、コントロールがきかなくなってしまうの。そうなると、自分からセックスを求めるようになる……本人たちはそれを愛だと思ってるけど」

「どうしようもないな」

イマキュラータは何もいわなかった。マックスが手を伸ばして、おれが煙草の火をつけるのに使うマッチを二本とった。そして、その一本をもう一本の三分の一くらいの長さになるように折り、元の長さのままのもう一本の横に置いた。それから、今度は長いほうのマッチを折って、最初に折ったのよりも短くした。そうして、イマキュラータの顔をのぞき込んだ。

「そんなことをしても効果ないわ。子どもたちにとって、相手の大人というのはいつも圧倒的な力を持つ存在なの。そういう大人を小さくしようっていうのは無理ね──あくまで子どものほうを大きくしてやらないと」

おれは大人を表わすのに使った折れたマッチを手にとった。一方でべつの新しいマッチをすって火をつけ、それを折れたマッチに近づけた。折れたマッチは炎を上げた。

「それも駄目よ、バーク。過ちを犯した人間を地上から消してしまうことはできても、子どもの心の中から消すことはできないわ」

おれは何もいわなかった。イマキュラータは穏やかな顔をしていた。目だけは注意深く光らせていたが、その目が何を語りかけているというわけでもなかった。(……)

「今の話とテープレコーダーとはどういう関係があるんだ、マック?」と、おれはきいてみた。

「わたしのオフィスでは、子どもたちがただ安全だというだけでは駄目なの。自分で安全だと感じることができないと、自分の人生は自分でコントロールできるんだと学ぶ必要があるのよ。”ノー”という権利があるんだって学ぶ必要があるの。わかる?」

「わかるよ」

 

アンドリュー・ヴァクス『赤毛のストレーガ』(佐々田雅子 訳、早川書房) p.184-185、188-191

”東大進学率の高い高校に通う高校生たちが、同じ地域にいる高卒どまりになる同世代に対して「学力では勝てない」(=自分たちが頑張ることで負け組に落とすことになる)人たちのための生き方を一緒に考えるチャンスがあるといい。高学歴エリートになる人間の社会的責任を考えるチャンスが必要。”

https://twitter.com/conisshow/status/421257922992021504

”法務省『矯正統計』2012年版によると、同年中に刑務所に入った「刑法犯新受刑者」は24780人。学歴別では小・中・高卒までの合計は22770人もいて、この数字は大卒と比べて11.6倍以上。高卒以下では犯罪でしか飯が食えない人が出てくる

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https://twitter.com/conisshow/status/421260269063376897

”東大を筆頭に高偏差値の大学の出身者には、「自分の生活さえ高所得で安定できれば他に何も望まない」と考える人が珍しくない。同世代の中で学力的に頂点に立つ者は、親の所得と子の学歴が比例する以上、負け組を作り出した一人として学力以外で這い上がれる仕組みを作り出す社会的責任に気づこう。”

https://twitter.com/conisshow/status/421269024282923008

”偏差値70前後の大学生でソーシャルデザイン/ソーシャルビジネスに関心を持っているなら、受験によって自分が蹴落とした同世代には、親の所得が低くて高卒以下にしかなれないまま低所得の道しか知らない人がいることに思いをはせてほしい。高学歴→高所得の仕組みでは負け組にさせられる存在を。”

https://twitter.com/conisshow/status/421291695162920960

”大卒の世界しか知らない連中が「社会を変える」と言う時の「社会」には、高卒以下の人間は含まれていない。日本は現在20歳の世代で2人に1人が大卒になったので、多くの国民は高卒以下。社会全体を見渡せば、学力では低所得にしかなりえない人を大卒並の所得にする仕組みを作り出す必要があるのに。”

https://twitter.com/conisshow/status/421297471575166977

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La Barque de l’Ideal by Constand Montald

コンスタン・モンタルド

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La Barque de l’Ideal by Constand Montald

コンスタン・モンタルド

nataliakoptseva:

Constant Montald 
Adam et Eve

コンスタン・モンタルド

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Constant Montald

Adam et Eve

コンスタン・モンタルド

ガヤトリ・スピヴァクは、長年にわたるマルクス主義フェミニズムの研究の多くにおいて、長く残虐な歴史を持つ西洋の帝国主義がイデオロギー的にあるいはその他の仕方で生き延びることが可能なのは、貧しい女性の中でも最も貧しい人たちの解放が同時に組織的な経済支援のプログラムの推進を助長することになるからだ、ということを示してきた。しかし最近彼女は、「不正を正す=不正を権利化する Righting Wrongs」と題した論文で理論的な焦点をシフトして、以下のように論じている。グローバルな南に属する国民国家によって、あるいは草の根活動家たちが復活させ再想像しようとしている非合法化された社会制度や組織によって承認されている市民的諸権利を侵害するために、正当ではない自然権概念が一体どのように利用されているのか理解したいのであれば、古典的自由主義による自然権と市民的権利の区別に今一度立ち返らなければならない、と。人権に関する彼女の注意深い吟味が、私たちにとっての「過ちの会合 mistake  meeting」の一部になる必要がある。「過ちの会合」とはRAWAが新しく造ったフレーズであり、彼女たちの現在の取り組みが基本的価値やコミットメントをどれだけ促進しているかを分析すると同時に、それらの基本的価値やコミットメント自体を再吟味することを目的とした集いのことを指す。私がそう思うのは、合衆国のフェミニストたちがアフガニスタンに対する戦争の人権面からの正当化をすぐさま受け入れてしまったことに対するRAWAの批判に同意しているからである。人権のレトリックによる危険が問題になっている今だからこそ、私たちはとりわけ注意深くスピヴァクの声に耳を傾ける必要がある。

ドゥルシラ・コーネル『”理想”を擁護する 戦争・民主主義・政治闘争』(作品社) p.207

elysee:

Le président de la République, François Hollande, et la chancelière fédérale d’Allemagne, Angela Merkel, admirent l’une des œuvres de l’exposition “De l’Allemagne, 1800-1939” au Musée du Louvre (30 mai 2013)

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